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インタビュー – interview –

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株式会社GLiN 占部様

2024 12/28
2023.12.29

フィンランド流でプログラミングを学べる貴社のサービスですが、なぜフィンランドなのでしょうか?

まず会社を起こした理由から説明させてください。前職パナソニックで13年ほど働いていて、30歳くらいで海外の部署に行くことになり英語を勉強するようになりました。学生時代はあまり勉強せず英語というものに興味がなかったんですけど、海外に行くことになって世界が変わり気づいたことがいくつかありました。一つ目に、日本にいると成長を実感できないけど、海外にいると成長を感じられる、それが楽しいと感じました。二つ目が、日本人は優秀で真面目だけど、言葉が壁になって活躍できてないのを勿体無いなと思いました。しかし、残念なことに日本が他国から尊敬されているのは過去の話で現在は中国や韓国に牛蒡抜きされていて存在感を失っています。この現状を目の当たりして、日本と海外をもっと繋ぐビジネスをしたいと思い会社を辞めて自分で立ち上げる決意をしました。フィンランドとは特別な縁があったわけではないですけど、元々フィンランドの教育に興味があってオンラインサロンに入ったり自分で勉強をし始めたのが最初の入口です。

海外はやはり成長できる拠点ですか?

勿論、合う合わないはあると思います。しかし、家の外に出ると家のことがわかるのと同様、外から見ると日本がわかります。日本は世界でもトップクラスに安全で居心地が良くて日本から出る人が少ないと感じるので、この時代に成長するためには我々は外に出ないといけないと考えています。

ターゲットは最初から決めていたのですか?

最初はどの世代をターゲットにするか迷っていました。私は中高一貫校に入って中学時代はほとんど勉強しなかったんですよ。今考えると本当に無駄な時間を過ごしたと思うのですが。その経験から、中学校に対する教育を課題視して、この世代をターゲットにすると決めました。

フィンランドと日本の教育の違いはなんですか?

日本は受験もあり詰め込み教育ですよね。私はこれがとても嫌いでした。一方、フィンランドは競争もなければテストもない。でも世界でもトップレベルに頭がいい。そこに興味を持って勉強し始めたら偶然が重なってフィンランドのプログラミング会社と繋がって、一緒にビジネスをやろうと決まりました。

フィンランドは世界有数の教育先進国であると同時に幸福度ランキングが世界1位ですよね。近年日本は幸福度ランキングが下がっていますが、なぜこのような差が出ているとお考えですか?

そうですね、大きく分けて2つあると思います。1つ目はフィンランドは税金が高い一方で、その分社会福祉が厚くて生活に困ることがあまりないことはとても大きいですね。もう一つは、彼らはあまり他人に興味がなく、自分が何をしたいかを優先することが影響しているんじゃないかと思います。ただ、今ビジネスを始めて1年弱なんですけど、最初の半年はフィンランド教育を軸に押そうと思ったんですよ。しかし結論から言うと、これは難しかったです。これはやはり歴史も違う、社会情勢も違う場所に、良いとこ取りばかりをしようと思っても日本に全然ハマらなかったんです。この経験から、外を見て自分達の強み弱みを理解して、他の良いとこ取りばかりをしないこともまた大事なのだと気付きました。

パナソニックを退社後、澤田経営道場で2年間学んだとお調べしました。ここで学んだことは今でも活かされていますか?

先程言った通り、学生時代は勉強が嫌いでしたが、澤田経営道場で初めて学ぶ楽しさに気づくことができました。 あとは、経営者の皆さんが口を揃えて言っていた「志が大事」という言葉は今でも胸に留めています。

プログラミングをどのような位置付けで起業しましたか?占部さんが抱く想いにプログラミングは必須なのか、それともあくまで通過点なのか、お聞きしたいです。

正直、プログラミングはツールの1つで考えています。先ほどお話したように、海外転勤したときに語学の壁が高いと感じ、英語に興味を持ってもらうためには英語+αの組み合わせが面白いんじゃないかと考え、プログラミングを思いつきました。また、同時期に中学でプログラミング学習義務化が発表されたこともきっかけとなりました。

小中学生向けのサービスですが、私の少年時代を思い出すと英語とプログラミングは両立できるのかなと思うのですが…。

結論から言うと、結構難しいです。来てくれたお客様はインターナショナルスクールに通う子どもが多くて、私が当初描いていたお客様とは少しずれていました。周りからはビジネスになると言われていましたが、僕がやりたいこととは違うと思い、試行錯誤を繰り返しました。何回かピボットしていて現在も別の形に変えている段階です。

私は今自分のビジネスモデルを作っている過程で、経営面をどこまで詰めるべきなのか悩んでいます。儲かると確信を持ってから起業するのか、とりあえずやってみようなのか、浦部さん自身はどうでしたか?

私の場合は完全に後者でした。澤田経営道場では先ほど言った「志を持て」ということに加えて、「ここに来て学んでるくらいなら今すぐやれ」とほぼすべての経営者が口をそろえて言っていました。やりながら経営等のことを学ぶこともできますし。とは言うものの、ベストは「究極まで詰めてから今すぐやれ」ですけどね。(笑)

日々生活や仕事をしている中で毎日のルーティンや心がけていることはありますか?

2つありますね。1つ目が寝る前に「おれは日本を代表する経営者になる」と鏡に向かって言っています。日々思考が点になりがちなので、思考を広げるために将来を見るようにしています。2つ目ができるだけお客様視点で考えるということです。今までの失敗の大半の原因は、無意識にお客様視点から自分視点に切り替わっていることでした。一番困っている人は誰なのかは結構忘れがちなので自問自答を日々行っていて、自分が何をしたいよりもお客様が何を求めているのかを大事にしています。
少し話は変わるんですが、一般的な起業家のイメージって、飛び抜けた才能とか斬新な発想とかを持っている人だと思うんですけど、最近はそんなこともなくなっていますね。いわゆる優等生や秀才が優等生のやり方で成功しているので、時代は変わってきているなと感じます。今となっては有名な大企業も、スタートアップから長年やり続けているから生き残って成長してきたんです。そして、本気でやりたい人間はやり切れるし、そのためには「志」が必要である、私はそう考えます。

自分自身の誰にも負けない強みはなんですか?

これは完全に粘り強さですね。大学でのラグビー部で培ったことは今でも武器になっています。どこかで聞いた「アイデアには価値はない。それをやり切れるかに価値があるのだ。」という言葉にとても共感しました。心が折れず、やり続けられるところは自分の強みだと思います。

文責:水戸宏輔

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