2024年、私は足柄上エリアの首長たちとともに、地域課題を解決するための新たな提案を持ちかけました。その中心に据えたのが「ペットと人の共生社会づくり」というテーマです。関係人口を増やしやすいペットを軸に、住民、観光客、そして地域全体がつながる共創タウンを広域行政区域として展開することを提案しました。
✴︎ワンヘルス(One Health)とは、人、動物、環境の健康を一体として捉え、全体的に健康を向上させることを目指す取り組みです。地球規模の感染症対策や持続可能な生活環境の実現に欠かせないこの概念は、地域レベルでも課題解決に有効であり、足柄上エリアの未来づくりにおいて中心的な役割を果たすと考えています。
ペットと人の共生による課題解決の第一歩
足柄上エリアは、豊かな自然と人々の温かさが魅力の地域ですが、少子高齢化や人口減少といった課題を抱えています。そこで、ペットと人との共生を軸に地域を活性化する取り組みをスタートさせることを提案しました。この提案は、単なる町単位の取り組みではなく、足柄上エリア全体を一つの「共創タウン」として捉え、広域的な行政の枠組みで進めるものです。例えば次のような取り組み例が考えられます。
- ペットフレンドリータウンの整備
各町にペット同伴可能な施設やドッグランを整備し、ペットをきっかけに地域外からの交流を増やす仕組みを構築。これにより、関係人口を増やし、地域経済への波及効果を狙います。 - 住民参加型のイベント展開
「ペットと一緒に楽しむ地域清掃活動」や「ペット健康チェックデー」など、住民とペットが一緒に参加できるイベントを定期開催。地域コミュニティの絆を深めるとともに、住民の健康と幸せに寄与します。 - ペットケア産業の誘致と育成
地域内でペット関連サービスの産業化を推進。ペットケアやトレーニング施設を誘致するとともに、地元企業と連携してペットと利用可能なカフェや宿泊施設の数を増やすなど、新しいビジネスを創出しています。
ワンヘルスコンソーシアムで広がる可能性
ペットと人の共生社会づくりは、地域課題解決の第一弾として位置づけていますが、次のステップとして「ワンヘルスコンソーシアム」の構築を計画しています。このコンソーシアムは、人、動物、環境の健康を統合的に向上させる取り組みで、産業界やアカデミア・研究機関との連携を強化するものです。
- アカデミアと地域の架け橋
医療、バイオテクノロジー、環境学の専門家を足柄上エリアに招いてフォーラムを開催するなど、地域課題を研究テーマとして共有。地域住民と学術的知見をつなぎ、実践的な解決策を導き出す取り組みを進めます。 - 広域行政の連携強化
足柄上エリア全体を対象とした広域的な連携体制を構築。各自治体の取り組みを共有し、新産業創出などの相乗効果を生み出す「面での展開」を実現します。
2025年に向けた展望
2024年の提案と取り組みは、2025年以降の活動の土台となります。2024年10月に箱根で開催された「未病サミット2024」でも言及しましたが、特に以下のようなビジョンを掲げていきます。
- 地域ブランドの確立
「ペットと人が共に暮らす幸せな地域」という明確なコンセプトを発信し、足柄上エリアを全国的なモデルケースとして認知させます。 - 持続可能な経済基盤の構築
ペット関連産業や観光を通じて地域経済を活性化。新しい雇用を創出し、若い世代の定住を促進します。 - 住民主体のまちづくり
住民が主体的に参加するプロジェクトを具体的に展開し、地域の一体感と未来への希望を育みます。
「ペットと人の共生」をきっかけに始まった足柄上エリアの挑戦は、地域全体を巻き込む壮大なプロジェクトへと進化しています。2025年には、さらなる広がりと成果を見せ、このエリアを日本中が注目するモデル地域へと押し上げていく覚悟です。
これからも、地域の皆さんとともに未来を創る歩みを進めていきます。引き続き、ご支援と応援をよろしくお願いします!
作成者 久野孝稔
